脳の病気について

頭痛

その頭痛、我慢するのがあたりまえと思っていませんか?

日本人の4人に1人が持っているとも言われる頭痛ですが、市販薬でなんとかやりすごしている人も多いのではないでしょうか。今までに経験したことのない頭痛や慢性的に続く頭痛は放置すると取り返しのつかないことになる場合があります。

まずは頭痛の原因が脳の病気でないことを確かめることが大切です。
そのために頭部MRI検査や血液検査などをおこなうことも必要かもしれません。

頭痛の多くは検査で異常が見つからない頭痛で、一次性頭痛と言いますが、その中でも片頭痛や緊張型頭痛が大部分を占めます。そのような頭痛を放置すると、慢性化し、日常生活の質が低下することがわかっています。

特に片頭痛については、新しい薬剤の開発が進んでおり、治療薬の選択肢が増えています。
また、慢性化した頭痛は薬物療法だけでは良くならならないこともありますし、痛みのコントロールには長期間要することもあります。普段の生活の様子を伺いながら、地道に治療を進めてゆきますので、一緒に頑張りましょう。

頭痛について詳細を勉強したい方は頭痛学会のホームページを参照ください。

 

新しい片頭痛治療薬「ナルティーク(内服薬)」が処方可能となりました。

片頭痛の治療はここ数年で大きく進歩しています。
これまで、注射による新しい予防薬が登場し、「片頭痛の回数が減った」「生活が楽になった」という方も増えてきました。

そして最近、注射ではなく“飲み薬”として使える新しいタイプの片頭痛治療薬ナルティークが使えるようになりました。これまでの片頭痛治療薬とは仕組みも使い方も異なる新しい選択肢です。


ナルティークの特徴(これまでの治療との違い)

ナルティークは、片頭痛の原因物質とされる「CGRP」という物質の働きをブロックする薬です。
この点は、これまでの注射薬と同じ考え方ですが、内服薬であることが大きな違いです。

■ 飲み薬(口の中で溶けるタイプ)

  • 注射が不要

  • 痛みが苦手な方でも使いやすい

  • 自宅で気軽に使用できる


これまでの「注射薬」との比較

■ これまでの注射薬(CGRP関連注射薬)

メリット

  • 月1回または数か月に1回の注射で効果が持続

  • 片頭痛の「予防効果」が安定している

  • 毎日薬を飲まなくてよい

デメリット

  • 注射に抵抗がある方には負担

  • 効果が切れた場合、すぐに調整しにくい

  • 体調やライフスタイルに合わないことがある


■ ナルティーク(内服薬)

メリット

  • 注射が不要で心理的ハードルが低い

  • 服用のタイミングを調整しやすい

  • 「注射はちょっと…」という方の新しい選択肢になる

  • 片頭痛の仕組みに直接作用する新しいタイプの薬

デメリット

  • 効果の持続は注射薬より短い

  • 定期的な内服が必要になる

  • すべての方に同じ効果が出るわけではない


どんな方に向いている薬?

ナルティークは、次のような方に特に向いています。

  • 注射に抵抗がある方

  • これまでの片頭痛治療で十分な効果が得られなかった方

  • 生活スタイルに合わせて治療を調整したい方

  •  新しい治療選択肢を検討したい方

一方で、
「月1回の注射で安定してコントロールできている方」
「飲み忘れが心配な方」
には、これまでの注射薬の方が合う場合もあります。


片頭痛治療は「自分に合った方法」を選ぶ時代へ

片頭痛治療は、
注射か、飲み薬か、従来の治療か
というように、選択肢が広がってきました。

どの治療がベストかは、

  • 片頭痛の頻度

  • 症状の強さ

  • 生活スタイル

  • 薬への不安や希望

によって異なります。

「注射しかない」とあきらめていた方にとって、
ナルティークは新しい一歩になる可能性のある薬です。

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